シッラとカリッディ(Scilla e Cariddi)
皆さん、こんにちは!お久しぶりですね。ついに実家に戻ったので今日はカラブリア州とシチリア島の伝説を紹介したいと思います!
カラブリア州でもシチリア島でもメッシーナ海峡の流れの速い海流は、昔から二人の怪物のせいだと言われています。
現在シッラ(Scilla)という観光地に、ギリシャ神話に出てくるシッラという怪物が住んでいたという伝説があります。シッラは元々美人だったので、たくさんの男の人に愛されましたが、チルチェ魔女はシッラの人気をうらやましがって、シッラをひどい怪物に変えました。それでシッラは洞窟の中に隠れてしまいました。この洞窟があるカラブリア州の町をシッラと呼んでいます。シッラは洞窟から海を荒れさせたから、海峡を渡る船は暗礁に乗り上げて難破してしまいました。
しかし、シッラのほかに海峡に住んでいるもう一人がいるそうです。ゼウスの一人の息子はカリッディ(Cariddi)と言って、シッラの向こうにあるメッシーナの洞窟に住んでいます。カリッディの本体は人のようでしたが、ゼウスの罰に当たって、渦巻状の怪物に変身させられました。カリッディは洞窟に住んでいても、海の底にいて一日に三回海水を強く吐いて、海峡に海流を生じさせています。
このように、古代ギリシャ時代から、メッシーナ海峡にはシッラとカリッディという怪物がいるという伝説があります。
現在を考えると、この海流は特に速いので、シッラでの海水が温かいですが、ほかのメッシーナ海峡に面している町では海水はいつも寒いです。なぜなら、シッラは狭い湾のようだからです。そして、時々新聞に誰かエアマットで海水浴している人が寝てしまって、海流でカラブリア州からシチリア島のメッシーナで見つけたという記事が載っています。おかげ様でいつもシチリア島まで無事に行ってきたので楽しいことのように考えられることがありますが、シッラに来れば、エアマット上で眠らないようにしてください!
シッラはイタリア語で「borgo」と言って、日本語で説明をすれば町の中で歴史があって小さな村のようだと言えると思います。一般的には、borgoの中にあるのは、城、石で作れた狭い道、きれいな隠れている場所などが。シッラにある私の勧めたい所は「Chianalea」と言います。こちらは昔は漁師や船頭が住んでいる小さな村です。実家に戻って私は絶対にいかなければなりません。観光地として知られていますが、Chianaleaは異常に静かです。海や小さい港や伝統的な家などの音が聞こえるから心に残っているところです。この記事を読んだ後興味があったら、ネットで「Scilla」か「Chianalea」を探してみて、いつか訪ねてきてください!
(くうき)
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